
診療所では、2年後の2011年4月からレセプトオンライン化の義務付けが順次スタートする。これまでの人による目視でのチェックからコンピュータによるチェックに変わることで、当然、審査は厳しくなるはずだ。各診療所は、適正に診療報酬を請求し、適正な利益を得るために、レセプトの点検精度を上げなければならない。とはいっても、今まで以上に人件費をかけるわけにはいかないだろう。コンピュータによるチェックの時代だからこそ、レセプトを作成する側もコンピュータで武装することが求められるのだ。
そこで必要となるのが、レセプトチェックシステムである。システムの力を借りることで、経験が浅いスタッフでも、ベテラン並のチェックを行うことが可能だ。なかでも、東京エーアイエスの「MightyChecker PRO」は、病名や薬剤の投与量・日数のほか、管理料、検査、判断料、実施料と、網羅的にきめ細かく点検を行えることが特徴だ。また、データベースを毎月更新できるため、最新の薬剤、検査にも対応している。
システムの利用によって、これまで平均3〜5日はかかるといわれるレセプト点検作業が、1日、もしくは4〜5時間で可能になるなど、大幅な業務の効率化が実現できる。さらに、現状、算定漏れが多い管理料をはじめとした請求漏れを防ぐことで、本来得られる収入を取りこぼさないというわけだ。
レセプトオンライン請求において、多くの医療機関が最初にぶつかる課題が、レセプト電算病名への対応である。レセプト電算病名は、ICD-10の病名に基づき作成されたものであり、これまで院内で使用していた医師独自、もしくは病院独自の病名は、今後通用しないことになる。
「MightyChecker PRO」には、ICD-10に基づく病名へ変換する機能が標準装備されている。レセプト電算コードではない傷病名を洗い出し、それに対応するコードの候補を表示・変換する機能である。オンライン化に対応するためには、必須の機能といえる。
東京エーアイエスは、1999年に「MightyChecker PRO」シリーズの開発・発売を始めた。これは医療業界初のレセプトチェックシステムだった。その後、機能強化を繰り返し、現在では、8000施設の医療機関が採用しているという、圧倒的な導入実績を誇る。
レセプトオンライン請求の義務化が近づき、現実のものとして意識され始める中で、レセコンの買い替えを考えている医療機関が増えている。「MightyChecker PRO」は、レセ電算ファイル形式であれば、既存のどのようなシステムにも接続可能で、データを取り込み、チェックすることができる。また、オンライン化対応のレセコンにシフトする際、既存のレセコンからデータを取り出し、レセプト電算病名に変換して移行しなければならないが、このデータ移行にも有効である。
「MightyChecker PRO」の導入は、業務の効率化だけではなく、請求漏れ防止による収益改善、そして何より「返戻の心配がなくなる」「オンライン化への対応が容易になる」という安心につながる。事務部門を強力にサポートするこのシステムがあれば、診療所の医師は、その分、診療に集中できるわけだ。
2008年10月には、「MightyChecker PRO」の簡易版が、年間5万円という驚きの価格でリリースされる予定だ。年間5万円というリーズナブルな価格で“安心”を買えるのだから、導入を検討する価値は大いにあるだろう。
製品レポート
MEDiPlaza 統括マネージャー 大西 大輔
2001年一橋大学大学院MBAコース卒業後、同年、日本経営に入社。日本経営グループの情報配信部門「厚生政策情報センター」において厚生行政ならびに病院経営に資する情報収集、発信事業に従事。2002年には医療IT機器の常設展示場「MEDiPlaza」を立ち上げ、企画運営、スタッフ指導、拠点管理などを担当する。2007年よりMEDiPlazaの東京・大阪・福岡の全拠点を管理する統括マネージャーとして、多数の医療機関にIT化のアドバイスを行いつつ、メーカー・販社に対する営業指導等を行っている。書籍については、「診療所の電子カルテ バイヤーズガイド2007」(エムイー振興協会)に執筆協力したほか、「病院を変える150のヒント」(じほう)の編集を担当した。