
高い費用をかけて画像ファイリングシステムや電子カルテを導入するにもかかわらず、「モニターはどれでもよい」と考えていないだろうか。そう考えているならば、実にもったいない。同じビューアーでも、モニターによって見え方はまったく異なるからだ。
ナナオが提供するモニターは、日本画像医療システム工業会(JIRA)の規格や、医療機器に関する品質マネジメントシステムの国際規格であるISO13485の認定を取得していることからわかるように、最高の品質を保持している。
また、多くのメーカーがより安価な労働力を求めて海外に工場を設置するなか、ナナオは全ラインを国内で管理している。実は1990年代に海外展開を考えたことがあるものの、「クオリティーを満たせない」という理由で断念した経緯があるという。それだけ品質を追求する同社では、計測器によるチェックだけでなく、製造過程の最終段階で全製品を一台一台、人間の目でチェックし、出荷している。
さらに、長期間、安定して最適な画像を表示するために必要な機能が、輝度や明るさなどの表示状態を調整するキャリブレーション機能だ。ナナオのモニターは、DICOMに準拠したキャリブレーションに対応している。
適切な診断を行い、質の高い医療を提供するためには、最適な画像を表示できなければならない。そのためには、信頼できる高品質なモニターが不可欠だ。ナナオ製品は、その代表格といえるだろう。
2008年度の診療報酬改定で電子画像管理加算が新設されたことを受けて、フィルムレスの環境を整える医療機関が急激に増えている。メディプラザでも、4月の診療報酬改定後、画像ファイリングシステムの導入を目的に来店される先生方が増えた。当然、その分、モニターの需要も高まっているわけだが、ナナオの場合、こうした急な需要にも柔軟に対応できる、安定した生産ラインを保持している。それは、医療用だけではなく、一般向けのモニターも製造・販売しているため、両方のラインを併用し、ニーズにあわせて対応できるからである。
「欲しいときにすぐに対応してくれる」という購入時の安心・信頼は、購入後のサポートとしても続く。5年間保証と3年間保証という2種類のセンドバック方式のサポートを用意し、保障期間内は無料で修理をしてくれるうえ、修理期間中は代わりの貸出機を無償で用意してくれる。
ナナオでは、「RadiForce」と「FlexScan MX-Series」という2種類のシリーズを用意している。前者は、医用画像全般の表示用として、画像ファイリングシステムと電子カルテの両方に適したマルチモニターだ。モニター専業メーカーとして40年間にわたって培ってきた経験とノウハウによって実現した高精細な画像表示は、読影時の強い味方である。
一方、「FlexScan MX-Series」は、電子カルテ用のモニターだ。「RadiForce」に比べて安い価格でありながら、キャリブレーション機能を備え、DICOMにも準拠している。「今あるフィルムと同じレベルでの読影を行いたい」「診療所内の情報を1つのモニターで見たい」という先生方のニーズを実現する。電子カルテはこれまで17インチが主流だったが、「紙カルテのように見開きで見たい」という要望から、最近ではより大きなモニターが求められる傾向にある。今後は24インチが主流になってくるだろう。「FlexScan MX-Series」では、24.1型、29.8型というワイドなモニターを用意し、カルテのテキスト情報とさまざまな医用画像を並べて表示することができる。
「RadiForce」と「FlexScan MX-Series」、それぞれのシリーズ内で豊富なラインナップを揃えているナナオなら、「見たい画像を表示してくれる」最適なモニターが見つかるはずだ。
製品レポート
MEDiPlaza 統括マネージャー 大西 大輔
2001年一橋大学大学院MBAコース卒業後、同年、日本経営に入社。日本経営グループの情報配信部門「厚生政策情報センター」において厚生行政ならびに病院経営に資する情報収集、発信事業に従事。2002年には医療IT機器の常設展示場「MEDiPlaza」を立ち上げ、企画運営、スタッフ指導、拠点管理などを担当する。2007年よりMEDiPlazaの東京・大阪・福岡の全拠点を管理する統括マネージャーとして、多数の医療機関にIT化のアドバイスを行いつつ、メーカー・販社に対する営業指導等を行っている。書籍については、「診療所の電子カルテ バイヤーズガイド2007」(エムイー振興協会)に執筆協力したほか、「病院を変える150のヒント」(じほう)の編集を担当した。