

必然だった画像データの一元管理
せき内科クリニックの経営理念は、情報提供と情報開示をもととした質の高い医療サービスの提供である。その明確なポリシーはクリニックのすみずみまでゆきわたり、清潔でやすらぐ待ち合いスペースや医療スタッフの丁寧な接遇など眼に見える特徴としてもあらわれている。
平成12年の開設以来、平均して一日80〜90人の患者を迎えるこのクリニックでは、診察待ち時間の緩和、医療スタッフの負担軽減を考えると、患者データへ素早くアクセスできる環境作りは重要な課題だった。新しい設備をととのえ、画像データを一元管理するシステム構築は不可避の要件だったと関健院長は話す。
「画像データをデジタル化することは必然の対応策でした。患者さんの数が多いことに加えて、この土地の水質は、フィルムの現像には適さないという問題もありました。実際のCR機器導入にあたっては、画像を一元管理できること、省スペースを実現することが条件でした」
数ある機器のうち、この条件にもっとも合致したのがコニカミノルタの「REGIUSクリニックシステム」だったという。
「撮影済みのカセッテをREGIUS110に入れれば、診察側のUniteaで画像診断ができます。コンソールとビューワ、ファイリングが一体型のシステムで、すぐに情報にアクセスできることが魅力。画面構成がわかりやすく、すぐに馴染むことができました」
現在、CR、エコー、内視鏡画像がUniteaに取り込まれている。CR画像を取り込むのはもちろん、他社製のエコー、内視鏡のカラー画像についてもPrintlink5-ICというキャプチャーユニットを介することでUniteaで一元管理することが可能になった。
リアルな情報提供を可能にするUnitea
Unitea導入後、画像データを一元管理、基本属性を電子カルテと連動させることにより患者情報の管理が確実になり、転記ミスもなくなった。質の高い医療サービスの提供という理念がここでも実を結んでいる。
「Uniteaを導入して期待していた以上の効果が得られています。検査機器の発達により様々な検査が可能になり、一人の患者さんに対して種々の画像が発生するようになりましたが、このシステムではIDで検索するだけで該当する患者さんの検査画像を瞬時に一覧でみることができます」
Uniteaのデータの扱いやすさは、患者を他院へ紹介する際にも役立っている。画像データをビューワソフト付きで簡単にメディアへ出力できるため、相手先のソフトウエア環境に左右されることなく、データのやりとりができる。せき内科クリニックでは、紹介先の病院へCD-Rで患者の画像データを提供し、スムーズな連携をはかっている。
患者にわかりやすい診察を実現できたことで大きな信頼感も生まれているという。
「撮影した画像を実際に患者さんに見ていただいて説明しています。患者さんに納得していただくには、リアルなビジュアルが最適です。REGIUS Uniteaのモニターに表示される高精細な画像は質の高い診察に大きく貢献しています。」
ガンや潰瘍などの早期発見をこころがけ、予防医学にも力を入れていきたいと話す関院長にとって、Uniteaが果たしていく役割は今後も大きいものとなるだろう。